銀行口座を役割ごとに分けた理由。
最初から完成していた仕組みではありません。
試して、失敗して、また少し変える。
そんな試行錯誤の過程も含めて残していこうと思います。
家計簿は続かなかった
大学生の頃、お金を管理したいと思い手書きの家計簿を始めました。
使っていたのは、お小遣い帳のようなシンプルな家計簿です。
それでも続きませんでした。
毎日書くことが習慣にならなかったのです。
でも、お金を管理したい気持ちは変わりません。
そこで考えたのが「家計簿を書くこと」ではなく、「お金を管理しやすい仕組みを作ること」でした。
最初は3つの銀行口座から
大学生になり、アルバイト代が入り、クレジットカードを持つようになりました。
そこで銀行口座を、
- お金が入ってくる口座
- お金が出ていく口座
- お金を貯める口座
の3つに分けました。
私が管理したかったのは、「いくら使ったか」よりも、
「使っていいお金」と「使わないお金」を分けること。
貯めるお金も、
「近いうちに使う予定のお金」と「長く貯めるお金」では役割が違います。
だから、お金を預ける場所ではなく、お金の役割ごとに口座を分けるようになりました。
社会人になると別の問題が出てきた
社会人になってからは、別の悩みが生まれました。
ATMへ行く時間がないのです。
朝は仕事があるので並べません。
仕事帰りに寄る頃には閉店間際。
給料日には長蛇の列で、諦めて帰ることもありました。
さらに、口座を分けているということは、銀行ごとにATMを回らなければいけないということ。
大学生の頃には便利だった仕組みが、社会人の暮らしには合わなくなっていました。
ネット銀行という選択
そこで、目的別口座を作れるネット銀行を利用することにしました。
医療費。
お小遣い。
少しずつ積み立てておきたいお金。
ATMへ行かなくても管理できるようになり、お金の管理はずいぶん楽になりました。
ただ、当時は不安もありました。
ネット銀行は便利ですが、紙の通帳がありません。
セキュリティへの心配もありましたし、「年齢を重ねても今と同じように管理できるだろうか」という思いもありました。
だから私は、すべてをネット銀行へ移したわけではありません。
今でも長期の貯蓄用口座は、紙の通帳がある銀行を使っています。
便利さだけではなく、将来の自分も安心して管理できることを大切にしたかったからです。
仕組みは、一度で完成しなくていい
今のお金の管理を見ると、最初から考えて作ったように見えるかもしれません。
でも実際は違います。
大学生の頃は3つの口座。
社会人になってネット銀行への切り替え。
目的別口座での予算の管理。
そして、この頃に一度マネーフォワードにも挑戦しました。
でも、その時は続きませんでした。
無料版では口座登録数が足りず、まだ現金を使うことも多かったので、支出を一つずつ入力する必要があったからです。
その時の暮らしには、まだ合っていなかったのだと思います。
だから私は、「便利なサービスを使えば解決する」とは考えなくなりました。
暮らしが変われば、仕組みも変わる。
その時々の自分に合う形へ、少しずつ育てていけばいい。
大学生の頃の自分に伝えるなら、きっとこう言います。
小さく始めて、大きく育てればいい。
大失敗を避けながら、少しずつ試していけば、それが自分に合った仕組みになっていく。
暮らしの仕組みは、一度で完成させるものではありません。
暮らしに合わせて育てていくもの。
私は今も、そう考えています。
次回は、この仕組みの中で「使っているお金」をどのように管理しているのかを書こうと思います。
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