暮らしの工夫

管理できる範囲で暮らすという考え方

kurashisekkeilabo

探すために時間を使っていた

忘れないようにと思って、手帳にメモを書く。

大切なことは付箋に書いて貼っておく。

無くさないように、決まった場所へ片付ける。

私もずっとそうしてきました。

でも不思議なことに、

メモを書いたことは覚えているのに、どこへ書いたのか思い出せない。

付箋を貼ったことは覚えているのに、どこへ貼ったのか分からない。

大切だから片付けたはずなのに、どこへしまったのか忘れてしまう。

忘れないためにした行動なのに、その行動を思い出すために、また時間を使っていました。

そのとき気づいたんです。

私が困っていたのは、忘れることではなく「探すこと」だったのだと。

暮らしまで全力では疲れてしまう

仕事では、たくさんの情報を扱います。

人が増えれば増えるほど、まとめることが難しくなるように、情報が増えれば増えるほど、管理するための労力も大きくなります。

頑張れば管理できます。

でも「頑張ればできる」ということは、それだけ無理をしているということ。

仕事では必要な頑張りもありますが、毎日の暮らしまで常に全力では疲れてしまいます。

だから私は考えるようになりました。

無理をしなくても暮らせる方法はないだろうか。

目指しているのは「管理できる範囲」で暮らすこと

私が目指しているのは、物を少なくすることではありません。

管理できる範囲で暮らすことです。

人によって心地よい物の量は違います。

管理できる情報量も違います。

だから「どれだけ持っているか」ではなく、「自分が無理なく管理できるか」を大切にしています。

私にとって管理できている状態とは、

迷わないこと。

そして、

判断することなく、次の行動へ移れること。

例えば、ラベルを貼って細かくファイルで整理しても、「どのファイルだったかな」と探してしまうなら、それは管理できているとは言えません。

収納ボックスを細かく分けていても「どの箱だったかな」と探すなら、それも同じことです。

整理されていることと、管理できていることは、少し違うのだと思っています。

仕組みは「判断」を減らしてくれる

暮らし設計室で紹介する工夫は、どれも特別なものではありません。

毎月10日に日用品を注文すること。

銀行口座の役割を決めること。

衣替えをしない収納にすること。

どれも共通しているのは、

毎回考えたり、確認したり、判断したりしなくても済むこと。

一度仕組みを作れば、あとは自然に回っていきます。

もちろん、時々見直しは必要です。

でも、毎回立ち止まって考える必要はありません。

私は、そんな仕組みを少しずつ増やしています。

本当に大切なことへ時間と思考を使うために

探し物ほど、時間がもったいないことはないと思っています。

大切だから行動したはずなのに、その行動を思い出すために、また時間を使う。

確認する。

探す。

判断する。

その積み重ねは、一つひとつは小さくても、毎日の暮らしの中では大きな負担になります。

だから私は、暮らしを仕組み化しています。

もっと頑張るためではありません。

仕事以外の限られた時間を、本当に大切にしたいことへ使うためです。

本を読むこと。

何かを作ること。

新しいことを学ぶこと。

そして、ときには何もしないで、ぼんやり休むこと。

そのために、探す時間や迷う時間を少しずつ減らしていく。

それが、私にとっての「管理できる範囲で暮らす」という考え方です。

あとがき

あなたの暮らしにも、

「探すこと」や「確認すること」に時間を使っている場面はありませんか。

もし思い当たることがあれば、そこには仕組みで減らせる負担があるかもしれません。

暮らし設計室では、これからも「本当に大切なことへ時間と思考を使うための仕組み」を、一つずつ紹介していきます。

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